むし歯は自然治癒(元の状態に戻ることを言う)がないことから、現在ある未処置う歯のほか、過去にう蝕があり現在処置した歯あるいは抜歯した歯をも含め“う蝕経験”として評価するDMFTの考え方をとっています。
D:Decayedの略、未処置歯
M:Missingの略、むし歯による喪失歯
F:Filledの略、処置歯
したがって、MとFとは過去にむし歯であった永久歯をさし、外傷で失った歯とか、歯周病や矯正治療が原因で抜去したものはMには含めないことにしています。そして、DMFT指数(一人あたりの永久歯むし歯の本数)をむし歯の数としています。
DMFT指数=D歯+M歯+F歯の総数÷被検者数(本)