IYO DENTAL ASSOCIATION

動物と歯を磨こう 第12回 平成17年6月4日【フクロウとキュウカンチョウ】

いらっしゃい
いらっしゃい
今日は、土曜日だゾ〜!みんな、遊びに来てくれてうれしいゾ〜。
 
伊予歯科医師会会長 佐々木典彦
伊予歯科医師会会長 佐々木典彦
いろんな動物の歯をみがいて、今年で12回目となります。
さて、「トリさん3羽(サンバ)しゃべって さわって ハネみがき」を始めます。どこでサンバが出てくるのでしょう!
 
とべ動物園園長 生野一郎先生
とべ動物園園長 生野一郎先生
今日は、トリさんのクチバシとハネをみがきます。トリさんには、歯はありません。でも、トリさんを通じて、口のはたらきに興味を持ってください。
 
唾液(つば)の物話
唾液(つば)の物話
升田歯科医院スタッフ
このつばのしずくさんは、サリーとドリッピー。よく噛んで食べると、サリーとドリッピーがたくさん出てきて、元気なからだになって、元気なウンチが出ますよ。さあはじまり、はじまり〜。
 
動物の歯の話
動物の歯の話
とべ動物園獣医師 熊岡悟史先生
「この骨は、なんの骨かわかる人〜。」「はいそこの元気な子!」
 
松前町エンゼル幼稚園のみなさん
松前町エンゼル幼稚園のみなさん
「トラです。」「はい、正解。」
 
動物の歯の話
動物の歯の話
トリさんには、歯はないけれど、食べるものによって、クチバシの形が違うよ。このトリさん達が、どんなふうに食べ物を食べているのか、道具を使ってやってみるね〜。
 
なぜここに!マツケン?
なぜここに!マツケン?
マツケンサンバUのリズムで、「○×クイズ」の正解を教えるよ〜。みんな、踊りよりも、問題に集中してね〜!やっぱりそんなの無理か。腰元ダンサーズも、ノリノリです。
 
まる! バツ?
まる! バツ?
暑い中。それでも子供達は、ハイテンション。
 
答えは コ〜レ!
答えは コ〜レ!
たたけ ボンゴ♪ ひびけ サンバ♪おどれ 南のカルナバル・・・
正解はオ〜レー!
 
正解は?
正解は?
マツケンさんが教えてくれました。バツで〜す!
 
鳥の羽磨きをしてくれる人を決めます。
鳥の羽磨きをしてくれる人を決めます。
マツケンさんとジャンケンして、勝った人には、フクロウさんのクチバシ・ハネみがきをしてもらいます。「ぬぬ、おぬしやるな。」(マツケン)
 
フクロウの歯みがき?
フクロウの歯みがき?
フクロウのクチバシって、怖そうだね。でもすごくかっこいいね。
 
はい、あーんして。
はい、あーんして。
ごしごし。きれいになったかなあ。
 
全員集合
全員集合
今年も無事終了。みなさんお疲れサンバ!来年は、なんの動物の歯をみがきたい?動物さんのおかげで、今年もみんな楽しくすごすことができました。ありがとう。「余の顔をわすれまいぞ!」
 

「トリさん3羽(サンバ) しゃべって さわって ハネみがき」

 愛媛県立とべ動物園での「歯の衛生週間行事―動物さんと歯をみがこう!」のイベントも、今回で12回目を迎えた。私が担当になってもう9回目である。もう伊予支部内のほとんどの幼稚園・保育所を招待(2回参加したところもあり)してきたと思っていた。そこで参加希望園を募集したところ、3園が応募してきた。その中にまだ招待していなかった園がありそこに決定した。また今回は目玉の1つである県立歯科技術専門学校衛生士科の学生さんが参加できないとはやばや連絡もきており、参加した幼稚園児たちに楽しんでもらうため、またメディア受けを考慮し、悩み始じめ・・・、「サンバでも踊るしかない!」と強引な考えに達した???

 6月4日(土)朝、晴れ!
 午前10時、3年ぶり復帰した西岡学先生の総合司会で今年も「歯の衛生週間行事」が始まった。今年は応募のあった中から、松前町のエンゼル幼稚園の園児たち125名と教員14名を招待した。また今回は一般参加親子も募集し26組32名の子供たち(22家族)も招待した。今年もリビング松山(6/2号)に告知広告を掲載し、また6月1日には伊予市の節目歯科健診(歯周病健診 平成17年6月1日〜平成18年1月31日)の紹介を兼ね、このイベント告知の折込広告を、伊予地区の新聞3紙(愛媛・読売・朝日)に約3万部入れた。
 当日は土曜日でお天気にも恵まれたため、一般参加者も大勢来ていて、アニマルステージは賑っていた。伊予歯科医師会会長佐々木典彦先生の挨拶があり、挨拶の最後にとべ動物園への寄付品の目録贈呈式(いつもお世話になっている感謝の意をこめて!)を行なった。続いてとべ動物園園長生野一郎先生の挨拶をして頂いた。
 「人間の歯の話」では、エンゼル幼稚園の園医である升田勝喜先生が、大きな紙芝居を使って、トリのツバサに因んで「唾液(ツバ)のしずくの物語(サリーちゃんとドリッピ-くん)」のお話を、クイズを交えながら面白く、園児たちにも解り易くお話した。 次に「動物の歯の話」を獣医師の熊岡悟史先生が、動物の骨の標本(トラ・キリン・クマ)を使用して、いろんな動物の食(肉食・草食)に対応した歯について、わかりやすく説明して頂いた。また今回登場のトリは、残念ながら歯はありませんが、大きなパネルを使って食の違いによりクチバシの形態が異なっている事などお話頂いた。子供たちも興味深くお勉強できたようだ。
 さて毎年恒例の「○×クイズ」には、ユーモアたっぷりの名司会の坂見一彦先生・上山美穂先生に加えて、またまた新キャラクターの登場である。キンキラの着物で、腰元ダンサーズを従えて登場したのは、マツケンさん(実は高橋昭徳先生)である。マツケンサンバUの音楽に合せて魅惑の腰ふりで会場を魅了?していた。クイズの答えを、マツケンさんと腰元ダンサーズがサンバの音楽と共に踊りながら発表するたびに、子供たちはハイテンションで楽しんでいた。
 そして、本日の主人公フクロウのマーブル(性別不明推定2歳)・フクちゃん(♂推定5歳)とキュウカンチョウのキューちゃん(性別・年齢不明)の登場となった。アニマルステージの周囲では、入場ゲートから移動したぬいぐるみ4体(岡田啓嗣先生、福住雅州先生、新規開業で始めての参加の新 啓嗣先生、そしてHPをサポートして下さっている曽根淳一さん)と観衆が見守る中、いよいよ、メインイベントの歯みがき(ハネみがき)タイムである。エンゼル幼稚園から代表園児2人(男女各1名)、一般募集招待親子から3名のお子さんを事前に選んでいたが、一般参加者からも1名、マツケンさんとジャンケンをして選んだ。
 キーパーさんからフクロウ2匹とキュウカンチョウについて説明をうけた後、合せて6名の子供たちがフクロウのクチバシ・ハネみがきに挑戦した。選ばれた子供たち6人は、クチバシ・ハネみがきを楽しそうに真剣にしていた。また、キュウカンチョウのキューちゃんのおしゃべり(歯みがきとか歯ブラシとかハハハ!との言葉を希望したが・・・)に期待が集まった。しかしウグイスのモノマネで終ってしまったが、お題目は完成した。実はキュウカンチョウは濁点の発音が苦手だったようだ。
 歯みがきを終えた招待園児たちには、記念品の歯ブラシと歯磨き剤、デンタルミラー他がプレゼントされた。
 閉会の挨拶では佐々木会長から、「来年の同じ日同じこの場所でお会いしましょう!」との言葉で締めくくって頂いた。今日のことを思い起して歯みがき・フッ素洗口を行い、カリエスフリーをめざしてほしい。
 「動物と児童とのふれあいを通じて、口腔衛生に対する興味と関心を高め、同時に、話題性のある行事を行うことにより、県民に広くアピールすること」を目的としたヘルスプロモーションは、今回もテレビ局3社のニュース、新聞3杜の記事に取り上げられ、まずまずの成功だった。この誌面をお借りして、改めてこの行事を応援・協力して頂いたとべ動物園、報道機関、歯科医師会の各関係者、また協賛して頂いた各社に感謝致します。
 そして何より、私たちの身勝手なイベントに借り出されたフクロウのマーブル・フクちゃん、キュウカンチョウのキューちゃんには、深く感謝しております。
 みなさん、お疲れサンバ!

(伊予郡 稲田雅仁)

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