IYO DENTAL ASSOCIATION

動物と歯を磨こう 第15回 平成20年6月4日【ぞう】

「歯みがきは いいんどゾウ」
「歯みがきは いいんどゾウ」
6月4日今年もとべ動物園で、動物と歯をみがこうのイベントがはじまるよ〜 虎の顔やさしそうね。
 
参加してくれた技工士を目指す若者たち
参加してくれた技工士を目指す若者たち
今年初めて参加してくれた愛媛県立歯科技術専門学校技工士科の皆さんです。
 
入場
入場
子どもたちを、着ぐるみを着た歯医者さんが迎えています。着ぐるみを着たら、大人気です。「診療室でも着ようか。ブツブツ。」
 
開式の辞
開式の辞
司会は砥部開業の稲田先生です。「これから、虫歯予防デーイベント〈歯みがきはいいんどゾウ〉をはじめます。」
 
伊予歯科医師会会長 鎌田邦嗣
伊予歯科医師会会長 鎌田邦嗣
今日は、いい天気に恵まれました。みんなゾウの歯みがきを楽しんでくださいね。
 
とべ動物園園長 三橋英二
とべ動物園園長 三橋英二
ゾウの花子が亡くなったのも、歯が原因でした。動物にとって、歯は命を支える大事なものなんです。
 
砥部町長 中村剛志
砥部町長 中村剛志
「私は一本も虫歯がありません。みんなもちゃんと歯みがきしようね。」
 
人間の歯の話 歯科医師 平田広志 
○×クイズ
平田歯科のスタッフも参加して、お話に加わります。フッ素ぶくぶくうがいで、歯をつよ〜くしよう。
 
人間の歯の話 歯科医師 平田広志
間の歯の話 歯科医師 平田広志
平田歯科のスタッフも参加して、お話に加わります。フッ素ぶくぶくうがいで、歯をつよ〜くしよう。
 
動物の歯の話 獣医師 毛利靖
動物の歯の話 獣医師 毛利靖
これは何の歯かわかりますか?「ワニの歯です。」歯を見たら、何をどのように食べている動物かわかりますよ。
 
動物の歯の話 獣医師 毛利靖
○×クイズ
これが、昨年なくなったゾウの花子の歯です。下のあごの重さは30キロ以上あります。歯の生え替わりがうまくいかなくて、死んでしまいました。抜けた歯もおっきい〜!
 
○×クイズ
○×クイズ
みんないい子ですか!元気ですか!正解と思ったら、手で大きい○を作ってね。「は〜い!」
 
○×クイズ
○×クイズ
「まる〜。」正解です!「わ〜〜」ホントに元気です。
 
ゾウの歯みがき
ゾウの歯みがき
大っきい!怖いけど、牙を磨いてみよう。―ごしごし―
 
ゾウの歯みがき
ゾウの歯みがき
ここらが汚れているかなあ。―ごしごし―「奥の方に歯があるんだけど、みがくのはむずかしいね。」
 
ゾウの歯みがき
ゾウの歯みがき
お〜。上手にみがけているね。ゾウさんが笑っているように見えませんか?子どもがこんなに近づいて牙を磨けるゾウはとべ動物園にしかいません。
 
子どもたち
子どもたち
ぞうの歯みがきに参加できなかった子どもたちも一生懸命見てくれました。私もみがきたい!
 
全員集合
全員集合
お楽しみさまでした。来年も動物の歯をみがくゾウ!6月4日は、楽しみの日です。
 

歯みがきは いいんどゾウ

 6月4日(水)、お天気に恵まれ、さわやかなイベント日和となりました。今年は、タイトル通りとべ動物園でのゾウさんのはみがきとなりました。(ユニークなタイトルの考案者は、今年も佐々木先生です。)
 支部内の、天使幼稚園、愛育幼稚園、麻生幼稚園の園児がぬいぐるみ隊(新先生、福住先生、鎌倉先生)に導かれ、アニマルステージに到着すると、いよいよイベントの開始となりました。今年は歯科技術専門学校、歯科技工士科の皆様にも参加、協力していただくことができました。
 司会は副会長の稲田先生。会長の鎌田先生の挨拶に続き、砥部動物園、三橋英二園長先生より、ゾウの花子さんは歯が痛くなってなくなってしまったんだという話がありました。続いて砥部町の中村剛志町長さんより挨拶をいただき、その中で園児達に歯医者さんの先生達はみんなやさしい人ばかりだから、みんな安心して歯医者さんにいってねと呼びかけて下さいました。
 次に人間の歯の話を平田先生が子供たちに分かりやすく説明して下さいました。登場したのは、みっちゃんというはみがきやフッ素のうがいをちゃーんとやっている女の子と、こうちゃんという甘いものだいすきで歯がむしばでくろーい男の子です。こうちゃんの歯がどうやってみっちゃんみたいに白くなるのか、みんな一生懸命見ていました。
 それから、動物の歯の話を、獣医師の毛利靖先生が行って下さいました。キリン、トラ、ワニの歯の説明の後、ゾウの下顎の骨の登場です。重さ34kg。ちなみに上顎は重すぎて持ってこれなかったとのこと。ゾウの奥歯は全部で24本で、1回に上下左右4本しか萌出せず、前へスライドするように一生に5回生え変わるのだそうです。いっぽうゾウの牙は前歯が長くなって生えたもので、本日歯みがきをさせてもらう太郎君は、若いころ牙で遊んでいて折ってしまい、片方の牙しかないそうです。
 最後に○×クイズを瀧口先生と山本お姉さんが行いました。人間の歯のクイズ、動物の歯のクイズが出題され、子供たちは○だ×だの大騒ぎでした。
 ゾウのはみがきに移る前にキーパーの松浦さんから太郎くんの歯について気をつけていることについて説明がありました。花子さんが歯が原因でなくなったので、甘いバナナなどを減らしたり、柔らかいものの後には必ず固い物を食べさせるなどの工夫をしているそうです。
 この後、ゾウ舎にてインドゾウの太郎君のはみがきがありました。代表の子供たちは西岡先生製作の特製歯ブラシではりきって・・・と言いたいところですがちょっとこわごわ磨いていました。後で聞いたことなんですが、ゾウさんがあんなにおとなしく牙を磨かせてくれるなんて、ものすごくびっくりなことなんだそうです。
 以上でイベントは終了となり、参加してくださった園児達にはささやかなプレゼントが渡されました。
 この行事に応援協力して下さったとべ動物園、報道機関、参加幼稚園、歯科技術専門学校技工士科、歯科医師会関係者、協賛してくださった関係各社の方々、本当にありがとうございました。

(砥部町 上山美穂)

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