IYO DENTAL ASSOCIATION

第7回「口から食べたい」

受付風景
受付風景
今年で7回目を迎えた「口から食べたい」。今年は、初めてインターネットでの申し込みを行いました。思った以上に、スムーズに受付を終えることができました。ご協力ありがとうございました。
 
司会の藤田先生
司会の藤田先生
さあ講演の始まりです。司会は、伊予病院の藤田先生です。
 
開会の挨拶
開会の挨拶
主催者の挨拶は、伊予歯科医師会の新会長佐々木先生です。
こういう表情の時に、挨拶の愉快なフレーズが浮かんできます。
 
来賓挨拶
来賓挨拶
来賓の挨拶は、松前町長の白石勝也氏です。ここ松前町文化センターでの開催も5回目を迎え、松前町からも後援して頂いています。
 
満員御礼
満員御礼
今年も、会場一杯の参加者です。主催の伊予歯科医師会・伊予医師会のメンバーも、診療後の疲れた体に鞭打ち準備した甲斐があったと思う瞬間です。
 
加藤武彦 先生
加藤武彦 先生
最初の講演は横浜で開業の歯科医、加藤武彦先生です。
「脳梗塞を体験して、初めてわかった口腔ケア」の演題にありますように、先生は2000年4月脳梗塞で倒れられ、自らの患者体験の講演内容は、真に迫るものがありました。
 
黒岩恭子 先生
黒岩恭子 先生
続いては神奈川県茅ヶ崎市開業の歯科医、黒岩恭子先生です。
「あきらめを希望につなげる口腔ケア」と題して、試行錯誤の末完成したクルリーナブラシ(誰でも口腔ケアとリハビリを同時に短時間で行える優れもの)を中心に講演され、関心が集まりました。
 
瀬戸上ユウ子 先生
瀬戸上ユウ子 先生
午後の講演は、重症心身障害児施設「やまびこ医療福祉センター」の歯科衛生士、瀬戸上ユウ子先生です。演題は「障害児の生きる力を揺さぶりおこす口腔ケア」でした。四半世紀の長期間障害者の口腔ケアに携わり、施設内むし歯ゼロを達成される中での気づきを話して頂きました。
 
質疑応答
質疑応答
午後後半は、講師3人一同に質疑応答です。
時間いっぱいまで質問に答えて頂きました。
 
瀬戸上ユウ子 先生
瀬戸上ユウ子 先生
参加者からの質問に答える瀬戸上ユウ子先生。
障害児への実際の対応をビデオで見せて頂きました。
「何でああいうふうにできるの?」という声が聞こえてきました。
 
黒岩恭子 先生
黒岩恭子 先生
講演で出てきたクルリーナブラシについての質問が多くあり、直接指導を望む声がありました。
 
加藤武彦 先生
加藤武彦 先生
ご自身体験を患者さんに生かして、より深い口腔ケア・リハビリを力説されました。
 
閉会の挨拶
閉会の挨拶
講演会の最後に、伊予医師会会長の梶原忠弘先生が挨拶されました。
 
講演会が終わって
講演会が終わって
講演会終了後も、帰りの飛行機の時間を気にしつつ、注目されたクルリーナブラシの使用方法について、今日の参加者に懇切丁寧に指導している黒岩恭子先生
 

日時: 平成15年9月7日(日) 9:30〜16:00
会場: 松前町総合文化センター(松前町役場東隣 TEL(089)985−1313)
主催: 伊予歯科医師会・伊予医師会
後援: 愛媛県、松前町、松前町社会福祉協議会


加藤 武彦先生のプロフィール
氏名   加藤 武彦
現職   加藤歯科医院 院長(横浜市港北区日吉)
略歴  
1961年 東京歯科大学卒業
1964年 横浜市港北区日吉にて開業
二十数年前より訪問歯科医師の草分けとして活躍。
「地域医療勉強会」や「全国訪問歯科研究会(加藤塾)」主宰して介護における歯科と他職種や地域とのネットワーク作りに奔走。在宅現場で口から食べられる義歯の作れる歯科医師の後進の指導に邁進。2000年4月脳卒中から生還。懸命のリハビリを経て、診療と講演活動に復帰。自らの患者体験からさらに深く口のリハビリを説く。
【著書】
「在宅歯科往診アトラス 出かける歯科診療」(共著 クインテッセンス出版)
「口腔ケア最前線」(共著 雲母書房)
「口から食べたい」(編著 デンタルハイジーン別冊 医歯薬出版)
「口から食べることへの支援」(編著 環境新聞社)
「介護に歯科領域の確立を」(月刊保団連 2003 No.776)
「治療用義歯を応用した総義歯の臨床」(医歯薬出版)
ほか、月刊歯界展望に介護現場の第一人者との対談シリーズなど多数。


黒岩 恭子先生のプロフィール
氏名   黒岩 恭子
現職   村田歯科医院 院長(神奈川県茅ヶ崎市)
略歴  
和歌山県生まれ
1964年 日本女子衛生短大卒業
1970年 神奈川歯科大学卒業
1975年 茅ヶ崎にて村田歯科医院開業、現在に至る
・横浜歯科臨床座談会会員
【著書】
「口腔ケア最前線」(共著 雲母書房)
「口から食べたい」(編著 デンタルハイジーン別冊 医歯薬出版)
「口から食べることへの支援」(共著 環境新聞社)
「歯科衛生士のための口腔リハレッスン」
  (デンタルハイジーン2001〜02年連載 医歯薬出版)
「障害をもつ人に寄り添う」
  (歯界展望 2002年連載 医歯薬出版)
など、現場体験にもとづく口腔リハビリ、家族や地域との連携の活動など定評が高い。癌との闘病を乗り越えて、各地で精力的に目線の低いネットワーク作りに身を挺している。口腔ケアグッズの開発にも情熱を注ぎ、『クルリーナ』や吸引チューブ付きの『吸引ブラシ』(ともにオーラルケア発売)は有名。


瀬戸上 ユウ子先生のプロフィール
氏名   瀬戸上 ユウ子
現職   重症心身障害児施設やまびこ医療福祉センター 歯科衛生士
略歴  
略歴   1975年 鹿児島歯科学院専門学校卒業
同年  肢体不自由児施設やまびこ整肢学園入職
1997年 同施設が重症心身障害児施設やまびこ医療福祉センターに名称変更、現在に至る。
歯科衛生士として、入園者の口腔ケアを徹底し、虫歯ゼロの環境作りに奔走、心身障害児施設では驚異的なう歯(虫歯)罹患率0%を達成、維持している。口から食べられることをQOLの主眼とし、摂食嚥下障害児の摂食指導、リハビリを主導、実績を上げる。口を切り口に、障害児の発達支援、学習支援を行い、親や施設スタッフから絶大な信頼を得る。
【著書】
「口腔介護が生活を変える」(共著 月刊 総合ケア No.9 1997) 
「障害者施設で働く〜互いに心で向き合おう」
  (デンタルハイジーン 2002年12月号 医歯薬出版)など。


BACK


Copyright © 2002 Iyo Dental Association. All Rights Reserved.